2017.08.29 ダミーロード 実験 A

 スライダックを今朝入手しましたので、早速L金具のオイル漬とCPUクーラーでどれだけ負荷をかけられるか実験しました。

ダミーロード(アルミL金具・オイル漬) 実験 A-1

 ボルビックの1.5Lペットボトルにサラダオイルを入れ、終端抵抗を取り付けたアルミL金具をどぶ漬けし、倒れないように結束バンドで縛ったところです。SWRを測ってみたら、20Mhz以下で1.01、30Mhzで1.05と空気中でもオイル中でもよい値でした。 スライダックを50Vにして測定を始めたら温度上昇がとても速く、慌てて電圧を下げて実験しました。

ダミーロード(アルミL金具・オイル)の性能

 オイルの温度は40℃にもなっていないのに、46Wで100℃になるのが45秒でした。 この終端抵抗は使用最高温度が100℃なので、ここでテストを中断。 オイル漬の場合、終端抵抗は使用温度が200℃以上の物でないとオイルとの対流伝熱での冷却は効率が悪いですね。 この抵抗はオイル漬で使うと30W未満の能力しかありません。


ダミーロード(CPUクーラー・空冷を使ったダミーロード) 実験 A-2

 旧式のパソコン用の空冷ファン(9V~12VDC)の付いた一番小さなCPUクーラーに50オーム抵抗をボルトで取り付けた簡単なダミーロードです。 冷却ファン用の直流電源が必要ですが、どの程度の能力が出るでしょう。

ダミーロード(CPUクーラー・空冷用)の性能

 一方、CPUクーラーを利用した冷却は、予想以上の好結果が得られました。 こんな小さなクーラーで連続125Wまで使えます。 CWでディーティー比が50%であれば200W出力も処理できそうです。

 一応200Wダミーロード自作のめどがつきました。 この抵抗を4個で2パラ、2シリーズ構成の50Ωダミーを作れば、500W-連続波、1KW-CW,SSBのダミーロードが出来そうです。

 当初考えていたドライアイスによる強制冷却を次に実験します。



ダミーロードの実験と制作

 ダミーロードは終端抵抗で発生する熱をどのような方法で除去するかで、作製の難易、大きさや使い勝手が変わってきます。 どの方法にするか、3つの除熱法を実験し、制作しました。

結果は順次アップします。

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