HTML目次

 電子書籍には論理目次が付きますが、以下にあるようにKindleストアーの電子書籍にはHTML目次を使用するのが、ベストプラクティスです。

「Kindle パブリッシング・ガイドライン」より
5 ナビゲーションのガイドライン
すべての本には、ナビゲーション機能が使用できる HTML目次 (TOC) の使用を強くお勧めします。このお勧めは、大半の書籍に該当します。

すべての Kindle 本には、論理目次を含める必要があります。論理目次を使用すると複数の章を簡単にナビゲートできるため、論理目次は快適な読書体験を実現するうえで非常に重要です。本の最初からページをめくる場合、ユーザーは HTML 目次を見ることになりますが、論理目次を使用して本をナビゲートすることもできます。論理目次は、特に 20 ページを超える本に追加することをお勧めします。

5.1 HTML目次のガイドライン
HTML 目次は本の巻末ではなく、巻頭に配置してください。これにより、読者が最初からページをめくると目次を自然に目にすることになります。目次を誤って配置すると、「最後に読んだページ」機能の精度に影響します。正しく配置することで、目次がダウンロードされる本のサンプルにも確実に表示されるようになります。

でんでんコンバーター HTML目次を本に組み込む


  1.  本文を作り、目次に含める見出しを、でんでんエディターでマークアップして指定します。 詳しい操作は「でんでんエディター・コンバーター 目次を作る」を参照してください。
  2.  お好みでどうぞ{ページ自動生成}の目次ページにマークを入れてください。

 EPUB変換すると、HTML目次(nav.xhtml)が自動作成され、表紙画面、扉ページの次に挿入されます。 うまくできていますね。

Sigil HTML目次を本に組み込む


  1.  本文を作り、目次に含める見出しを、ツールバーにある{h1}~{h6}ボタンで指定します。 詳しい操作は「Sigilを使う」を参照してください。
  2. ツールバーの{ツール(T)}⇒{目次(T)}⇒{目次を生成(G)}をクリックすると、目次の生成画面が現れます。
  3. 目次に含める見出しを選定し、OKボタンを押すとHTML目次が生成され、nav.xhtmlに反映されます。
  4. ツールバーの{ツール(T)}⇒{目次(T)}⇒{HTMLの目次を作る(C)}をクリックするとTOC.xhtmlが作成され、nav.xhtmlとTOC.xhtmlが電子書籍の最初の位置に移動しています。 左側のブックブラウザー画面で確認してください。
  5. 目次が本の先頭に2種類あるのは、不都合なので、nav.xhtmlをドラッグしてTextの最後に移動させます。

 上の説明では、TOC.xhtmlを作りました。 しかし、TOC.xhtmlを作らなくても、nav.xhtmlをTextの本文の前に持ってくることで、Kindleのmobi形式に変換の問題は出ないようです。 その場合は、nav.xhtmlの見出しを「Table of Contents」から「目次」に変更したほうが、日本語の本には良いでしょう。

まとめ

 でんでんコンバーターまたはSigilを使い、目次ページを作ることが出来ました。

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