2017.07.07 釧路湿原をカヌーで川下り

カヌーで川下り ツアー

 カヌーに乗るのは初めての経験です。 釧路湿原をゆったりと蛇行しながら流れる釧路川はカヌーからの景色も格別であろうと期待しています。 朝5時にホテルのロビーに集合し、カヌーの出発地、細岡までマイクロバスで行き、カヌーに乗り込みます。 釧路川を岩保木水門まで下り、最寄りの遠矢駅から釧路駅まで列車で帰る3時間の小旅行に参加しました。

朝4時起床

 目覚ましを頼りに4時に起床しました。 朝食は釧路駅に着いてからとる予定なのでクッキーを一口食べ、身支度をしてロビーに降ります。 数日前、羽田から釧路に到着した時の気温が16度でした。 東京はその日最高気温が32度でしたから、その時の印象が涼しいを通り越し、寒いと感じていました。 今朝はまだ5時です。 釧路湿原の川面の気温がどのくらいかわからないので、10度ぐらいでも大丈夫なようにすこし多めに着込んで参加です。

細岡カヌーポート

 マイクロバスは摩周国道(391号)を30分ほど走り、細岡駅に向かって左折すると、蓮古武沼を右に見て走ります。 もうここは釧路湿原です。 釧網線を横切るとすぐそこが細岡カヌーポートでした。 港(ポート)と呼んでいますが水辺に10m四方の広場があるだけです。 早速出発の準備です。 後ろを付いてきたバンからカヌーを下ろし水辺に置いたり、我々お客さんに救命胴衣を渡すなどスタッフはきびきびと動いています。 ちゃんと着ているか、紐はしっかりと締めているか、一人ひとりの救命胴衣をチェックします。 静かな流れとは言え、川で小船に乗るのですから安全対策は厳格です。 カヌーは2艘を金具でしっかり固定したものが2つ置いてあります。 定員は2艘一体で8名です。 船長兼ガイド1名が乗りますから客は7名ずつに分かれてカヌーに乗り込みます。 さー、どんな船旅になるのでしょうか。

カヌー

 6時前ですが、夏の釧路は早朝とは言え少し日が高いですね。 写真は前を行く2艘1体です。 我々も出発です。 救命胴衣を着け、一人ひとりオールを持っています。 ガイドが「さー、漕いでください。」と声を掛けます。 お客も初めは面白くて一生懸命オールを使っていますが、何せ皆70歳を超えたご老体。 8馬力ならぬ8人力のエンジンが一つ二つと自然休憩となるのもやむをえません。 最後にはついに2人力前後となりました。 しかし、心配はありません。 川が流れていますので流れに任せてもカヌーは川を下ります。 若いガイドは、ガイドをしながらも、力強く櫂を漕ぎ、カーブを曲がり、倒木を避けています。 私も時折力を込めて漕ぎますが、若い人には全くかないません。

川面の太陽

 やはり早朝の川面は幻想的です。 静かな川面に太陽が映っています。

葭原

 川岸には葭原があり、灌木が所々に立っています。 この写真は左舷側で、向こうが細岡展望台のある丘です。 右舷側は葭原がはるか向こうまで続いています。

オジロワシ

 釧路川の河辺では様々な動物が見られました。 オジロワシが威風堂々とポーズをとってカヌーを見ていました。 子鹿連れのエゾジカ、ミンク、キタキツネ、ベニマシコ、アオジ、センダイムシクイや多数のコヨシキリが見られました。

岩保木水門

 川下り1時間半でゴールの岩保木水門が見えてきました。 この水門は釧路を水害から守るために新釧路川を作り釧路市街地を流れる釧路川の水量を調整するためのもので、写真は1931年竣工の旧水門です。

釧路湿原

 水門横の高台から、釧路湿原を眺めながらのコーヒーとチョコレートの味は格別でした。

遠矢駅

 最寄りの遠矢駅は釧路から二つ目の駅です。 体を動かして腹が減りました。 8時少し前に釧路駅についたら、釧路名物の勝手丼を駅前にある市場で食べる予定です。

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