2021.05.01 コロナ禍時代 海外旅行に代わる余暇の過ごし方

海外旅行は夢のまた夢

定年退職後はたっぷりと時間があります。 現役時代には数日の休暇を取るのが精一杯でしたが、退職後は個人の自由です。 多くの人が海外旅行を楽しんで来られたと思います。 しかし、コロナ禍の時代となり、事態は一変しました。 まるで江戸時代に戻ったように、個人の海外への渡航は当分不可能です。 毎年海外旅行を楽しんでいた私にとって、2020年2月のマレーシア旅行が最後の海外旅行でした。

コロナ禍でも海外と交流

 海外に行けなくても、海外の人々との交流は出来ます。 私の場合、自宅に居ながら気の向くまま、海外とアマチュア無線で交流をしています。 下の絵葉書は今年に入って交信した局の一例です。

南太平洋のフィージー島 2021年4月27日

3D2TS

南太平洋のニューカレドニア島 2021年2月22日

FK8CE

エーゲ海のドデカネス諸島 2021年4月7日

SV5AZK

南太平洋のウォリス・フツナ諸島 2021年4月6日

FW5JJ

 小さな島々との交信を紹介しました。 人口も限られた小さな島は無線局の数が少ないので、交信できるのは幸運です。 交信のあと、局の紹介写真を見たり、また世界地図で場所を確認して相手局の風景を想像する楽しさがあります。

英語をしゃべらなくても海外と交信できる時代

 アマチュア無線というと、モールス信号での交信や、マイクで「CQ CQ」と呼びかけ英語を使って交信するのを想像されるでしょう。 しかし、現在はモールスや英語を使わずに海外との交信ができる時代になりました。

 上に紹介した交信は全て FT8 通信形式で行いました。 この形式は宇宙との通信など極めて微弱な電波でも通信を可能にする技術をアマチュア無線に応用したものです。 微弱電波で通信するため、通信速度は遅く、通信する内容は限定されています。 でも、アマチュア無線では電波が相手に届き、相手からの電波が届くのが楽しみなので、この通信方式の利用が急拡大しています。 私も今年2月からこの方式を利用しています。 その効果はたちどころに現れ、QSLカード(交信確認の絵葉書)を貰った地域は10年かけた2021年1月までにわずか23カントリーでしたが、3か月たった4月末には82カントリーに達しました。

g1

パソコン画面でポチッとすると交信が始まる


42局の電波をとらえ、パソコンに表示されました。 交信したい相手を選び、ポチッ

g2a

 その拡大画面です。 コールサインの下にカントリー名があります。 ピンク色の局をポチッとすると交信が始まります。

g2b

4月30日に交信した北アイルランド局との交信記録画面です。 交信に始まり画面操作だけで、交信記録、QSLカード発行まで済んでしまいます。

g3

MI0NWA局のQSLカードをゲット。 これでカントリー数は83となりました。

MI0NWA

アマチュア無線の世界でのカントリー

世界には300数十カントリーがあり、交信の証であるQSLカードが多いのはアマチュア無線局の勲章。
違うカントリーのQSLカードを100枚集めるとDXCC-100賞を申請できるので、まずはそれを目標に。

日本は(小笠原島が1つのカントリー)、(小笠原以外の日本国がもう一つのカントリー)と僅か2カントリーです。

↑ PAGE TOP