2024.08.21 広辞苑の行き先
「広辞苑」には大変お世話になった。 インターネットなどない昭和の時代、辞書や辞典は調べ物をするとき、手にしていた。今持っているのは2冊目の第5版広辞苑である。
「家庭の医学」も何かあったときに頼りにした辞典であった。昔頼りとしていたこれらの辞典も今では本棚に収まったままで出番がない。インターネットで調べるのが普通になった今ではもう手にする事はないだろう。
この春に二十歳前後に成長した孫が遊びに来た時の事。カミさんの若いときの洋服を見せたら孫たちは大変興味を見せたそうだ。その時、カミさんが「持っていく?」と聞くと遠慮がちに気に入った数点を持ち帰った。話を聞いて私は「孫たちも大人になったなー」と感慨無量であった。
この本は使う?
カミさんが本棚から持ち出し、「この本は使う?」と聞いてきたのが、「化学工学便覧」ほか若いころ私が使っていた便覧類です。若いころ着た思い出の服を孫に譲り、「服もまた着てもらえる時が来て幸せだろう」という思いから本も使ってくれる人がいたら譲ったらと考えての提案であった。
これまで引っ越しの度に書類や本を整理しもう殆ど残していないが、思い出があり捨てられずに残していた数冊です。「そうだなー。いずれ「ゴミ」として処分するならどこかもう一度使ってもらうところを探すか。」と広辞苑などともども行き先を探すことにした。
写真は行き先を探している本たちである。
広辞苑の行き先は息子の家
お盆に遊びに来た息子が広辞苑を引き取ってくれた。「インターネットは嘘も真も一緒に並んでおり使うとき気をつけないといけないが、広辞苑は専門家が正しいと認めた情報なので、持っていく。」と新しい行き先が見つかった。
娘家族も遊びに来た。嬉しいことに孫娘はカミさんの服を着て遊びに来てくれた。カミさんが一目見るなり「まー嬉しい」というと、「うわー!すぐ気が付いた」と孫もニコニコ。ディズニーランドにも着て行ったようでその写真を見せてくれた。やはり物は使ってこそ価値がある。
残念ながら「家庭の医学」と私の専門書はこれから行き先探しである。機械工学便覧や化工便覧などインターネットオークションで売られていないか覗いてみると、出品されていました。値段は1万円ほどでこれは古本屋の出品のようだ。500円程でオークションに出し、売れ残ったら古本屋に持ち込むことにしよう。本にとっては「ゴミ」で焼却されるより嬉しいだろう。またやることが出来た。
