2017.08.12 ANAN-8000DLE受け入れ準備

 ANAN-8000DLEは8月18日に到着見込みです。 順調にいってもまだ1週間も先の到着ですが、付属設備を新しい受信機に合わせる準備を始めました。

電源:

 ANAN-8000DLEは200W出力で、13.8V、40Aの電源が必要です。 現在の100W用電源では容量不足なので、新規に購入を手配しました。

パソコン:

 通常のトランシーバーのようにANAN-8000DLEを操作するPiHPSDRと言う製品がアパッチ・ラボから発売されています。 それを使うのも一法ですが、私はパソコンからANAN-8000DLEを操作する通常のスタイルを予定しています。 ANAN-8000DLEを使うのに必要なスペックは次のようなものです。

  • Intel i3, 2.8Ghz or better
  • 4GB Ram or more
  • 1280x1024 display screen
  • Windows 7 or newer
  • Computer with Full Duplex Ethernet NIC card capable of 1000 BaseT/Gigabit Ethernet
  • CAT5 or CAT6 [recommended] Ethernet patch cable to connect computer

 特別高級なコンピューターが必要というわけではないようです。 コンピューターは現在の物を使えます。 しかし イーサネットコネクターは既にRAID1の外部ハードディスク用に使っているので、ギガバイトLanカードを追加することにしました。

ダミーロード:

 ANAN-8000DLEにはファイナルにMRFE6VP6300というMOSFETが使われています。 300Wアウトプットの代物です。 Apache Labsはファイナル周辺回路部品の寿命の為にも200Wに出力を抑えるように調整することを強く勧めています。 ANAN-8000DLEを使うにはダミーロードを使った調整が必要です。 200W用のダミーロードの購入を考えもみましたが、何でもかんでも出来合いを買うより、ここは一つ自作してみようと思います。

コンデンサーマイク:

 マイクロホンはパソコン用コンデンサーマイクが標準です。 ダイナミックマイクも使えるかもしれませんが、パソコン用コンデンサーマイクを用意します。

以下はApache Labs社のユーザーズマニュアル(ドラフト)20頁の和訳です。

ハードウエアセットアップ

ANANトランシーバは、本体の周りや下に自由な空気の流れができるように十分な空間を取って配置してください。 トランシーバの底部やシャーシの通気口が塞がれていると、内部に熱がこもり故障の原因となります。

付属の13.8VDCケーブルをリアパネルの電源コネクタに接続し、13.8V±5%、最大40Aを供給できる直流安定化電源に接続します。 電源ケーブルの極性を間違えないように接続してください。 トランシーバーリアパネルのアース端子にアース線を接続します。

リアパネルANT1 SO-239コネクターと50オームダミー負荷を50オーム同軸ケーブルで接続します。

パワーアンプ付きステレオスピーカーまたはステレオヘッドセットをステレオジャック(フロントパネル6.3mm、またはリアパネル3.5mm)に接続します。

フォーン操作の場合、PC用コンデンサーマイクをマイクジャック(フロントパネル6.3mm、またはリアパネル3.5mm)に接続します。 このジャックの配線(音声信号、PTT、加電)は、PowerSDRのセットアップメニューでソフトウェア制御されています。

CW操作の場合は、お気に入りのパドルをフロントまたはリアパネルのCW KEYジャックに接続します。

背面パネルのRJ45 LANジャックとパソコンイーサネットポート(またはルータ、ギガビットスイッチ)間をCAT6ストレートケーブルで接続します。 注:自動プライベートIP(IP)割り当て(APIPA)機能は、クロスオーバーケーブルが不要なように、ANAN-8000DLEのファームウェアに組み込まれています。

13.8vdcの電力が供給されると、トランシーバーは自動的に各ボード類のセルフテストを始めます。 その結果、異常があればどこに異常があるかが、異常がなければ「OK」とLCDパネルに表示されます。

RESETスイッチを押すと、内部マイクロプロセッサはセルフテストを繰り返します。

STANDBYスイッチを押すと、トランシーバーは受信モードに固定され、誤って送信状態とならないように、PAの作動をを無効にします。


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