今田元喜の冒険旅行

ニュージーランド南島周遊 「65歳は青二才 海外ソロツーリングデビュー」

 オートバイは自転車とともに、訪れた土地の匂いやそこに吹く風を感じる事ができる。海辺の漁村、山奥の農村、そして山や川と初めての道をツーリングすると、自然の中に自分がただ一人抱かれているように感じられ、これがソロツーリングの醍醐味である。 私はソロツーリングが好きだ。

 長年の宮仕えを終えると、オートバイに乗る機会は当然増えた。 天気が良ければ平日にもオートバイに乗ることができる。 喜び勇んで、10日ほどの国内ツーリングをたびたびしていたが、そのうち飽き足らなくなり、アメリカの大平原、ヨーロッパアルプスの山岳道路の旅も楽しんでいる。 しかし、いずれもリーダーについていくグループツーリングであった。

 ソロツーリングの好きな私は、海外でもソロツーリングをしたくなっってきた。 私の初めての海外ソロツーリングがニュージーランドでした。 その準備から実施までの記録です。

どの国を走ろうか?

 初めてのソロツーリングなので、リスク要因の低い国を選びたい。 アフリカ、中近東、アジア、南アメリカを対象から除くと、欧州、北アメリカ、そしてオセアニアに絞られる。 このような点を考慮しながら、インターネットで情報を収集してみた。

  • さんさんと降る太陽と情熱の国スペイン
  • 昔から日本との交流があったポルトガル
  • 美しいエーゲ海や歴史遺跡のあるギリシャ
  • 底抜けに明るい人たちのイタリア
  • オートバイ街道が全国にめぐらされたドイツ
  • 紅葉の美しいカナダ
  • 乾燥した暑い大陸オーストラリア
  • 四季の美しいニュージーランド

 行きたい国ばかりだが、海岸線があり高い山があり、四季があり、酪農を中心に観光にも力を入れているニュージーランドは楽しいツーリングになるだろう。 ニュージーランドは日本から約9000Km南にある。

ツーリングコース



 クライストチャーチを出発し、クイーンズタウン、ミルフォードサウンドを経由し南端のインバカーギルまで4日。 そこから島の西側を北上し、フォックス氷河、プナカイキ、ピクトン、カイコウラを経てクライストチャーチへ戻る予定。 2月4日から14日まで、使ったオートバイはBMW-650Twin、走行距離は無制限のレンタルオートバイである。

全走行距離は3450Km



 道路標識は『ペンギン 注意!』です。 大雨が降ったり、強風にも会いましたが、無事に、楽しく南島をツーリングできました。 ニュージーランドは農業国で、牧畜が盛んです。 牛と同じくらい羊が多く放牧されています。 牛肉がうまいのはもちろんですが、子羊の肉(ラム)は牛肉より高価な料理でした。 その中で初めて食べたラムラックはとてもうまく、旅行中もう一度食べたいと思ってもなかなかその機会がありませんでした。 最終日に何としてもラムラックを食べさせてくれるレストランを探し出そうと2時間ほど町中を捜し歩いたのが良い思い出です。 ようやく探し出したレストランで食べることができ、満足しました。 もう一度ニュージーランドを訪れた時には必ず食べようと思っています。

 楽しかったツーリングの思い出を本にしました。

 65歳は青二才 海外ソロツーリングデビュー


単行本(ペーパーバック):88ページ
ISBN:979-8360829454
発売日:2022/10/28
価格:1,210

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電子書籍
ASIN: B0727VF8YD
発売日:2017/5/15
価格: 500円

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