2024.01.20 台湾旅行5日目 鉄道で台中市を一回り

 台中市の二日目。人口が300万人に近い大きな町です。台中市街地の中央に台鉄・台中駅があり、市街地の西の端に高鉄・台中駅が位置しています。2021年に開通した台中MRTラインは高鉄・台中駅から市街地の東北にある松竹駅まで市街地を囲むように走っています。今日は台中の町の大きさを実感しようと台鉄・台中駅⇒高鉄・台中駅⇒松竹駅⇒台鉄・台中駅まで一回りする事にしました。

台中20

 台中は今日も好天で、日差しが強い。Googleのタイムラインの記録では10時半に台中駅を出発しおよそ8Km西の高鉄台中駅に8分ほどで到着しています。高速鉄道と在来線が交差したところに出来た新烏日駅はプラットホームに屋根がない。地上のプラットホームから高架の高速鉄道台中駅と同じ高さまで屋根のない階段があるだけである。乗り換え客が多かったが皆階段を登る羽目に。長い階段で、思い旅行カバンを持った客は悲鳴を上げていた。高鉄・台中駅から市街地までの移動手段は車が表玄関で鉄道は裏玄関の扱いのようだ。

 折角来たので高鉄・台中駅の切符売り場まで行ってみたが、その距離は東京駅京葉線ホームから八重洲新幹線改札口まで歩くのと同じようだ。駅中店も多くあり、乗降客も多いと感じたが、エスカレーターも動く歩道も見つからなかった。

 一休憩してMRT乗り場に。台北でトップアップした悠々カードが台中のMRTでも使える。カードを使って改札を通ったが、後ろで何か声がして、駅員が寄ってきた。「何事?」と振り向くとカミさんが改札をはいれないと慌てている。

 出口用自動改札から入ろうとしたようで、それではカードを何処にかざしても入れない。「こっち。こっち」と入口用改札を指さす。カミさんは昨日の列車の冷房ですっかり調子を狂わされたようで、今日は疲れ気味で元気がない。うっかりと出口から入ろうとしたようだ。

台中MRTは全自動運転

 タイムラインによると11時6分にMRTは出発。まだ走り出して数年のピカピカの路線です。 沿線には緑が多く、立っている建物はすべて新築。市街地をはずれたところを走っているが、乗り降りは結構頻繁で、乗車率は始発から松竹まで5割を超えていた。新規の路線で線路の外側はまだ公園や緑地が多いと感じたが、この乗車率と乗降数ならまもなく線路の外側にも開発がおよび、新線路の開発は大成功であろう。

 このMRTは運転手が乗車していない無人運転のMRTである。各駅で列車はほぼ正確な位置に止まっており大したものだ。もう一つ珍しかったのは、全線にわたって屋根と側面が覆われてトンネルとなっている事。外の景色を見れるよう側面は透明である。 どのような理由でこんな設計をしただろう。

 沿線に学校や市場、公園など公共設備が配置されているようで乗客はくるくる変わる。風景はあまり変わらなかったがこの路線は面白い。急なカーブを通り、やがてMRTは松竹駅に着いた。30分ちょっとの旅でした。

 台鉄は台中市街地を高架で走っています。この駅で30分ちょっと列車を待って、台中駅に着いたのが12時過ぎ。駅で昼食の後昼寝です。

台中の名物肉圓(バーワン)を食べに台中肉員へ

 午後、カミさんがコインランドリーで洗濯をするのでお供で出かけた。ホテルからは歩いて5分ほど。通りは落ち着きこざっぱりしている。主道路からはずれているので車も人の往来も多くない。ぶらぶらと店を覗きながら歩いてつい通り過ぎてしまった。本当に近い。

コインランドリー

 コインランドリーは無人であった。洗濯機の表示とにらめっこして操作を確認し、コインを入れて無事動き出した。カミさんは乾燥までここで待機するので、私はぶらぶらと街歩きをする。今回は台中の名物バーワンの名店が近くにあるので行ってみた。

 バーワンという食べ物は全く知らないが、台湾の人は馴染んだ味なのか、かなり好きらしい。仕事の途中に小腹がすくとちょっと一服という感じで食べるという。さて、どんな味なのだろう。台中肉員はここから近い。

台中肉員

 昨日通った道だ。コインランドリーから10分もかからずに着いた。客が大勢出入りしている。なるほど、じっくりと時間をかけて食べるというより、オートバイに乗ってサッと来て、サッと食べて、サッと出ていく様である。仕事の合間におやつを食べて、もう一仕事する様な風だ。

バーワン

 油で揚げたバーワンが次々とお椀に盛られ客の待つテーブルに運ばれます。バーワンの具材は、皮にさつまいもや、片栗粉。中の餡には豚肉とたけのこ。上にパクチーと、味噌ベースの甘いソースをかければ出来上がり。

 「一つ食べたい」と言うと、「テーブルに座れ」と言って別のテーブルに飛んでいく。従業員は忙しく飛び回っているので、空いたテーブルに座る。

 待つまでもなく、サーっとお椀が一つ置かれ「他には?」と。どうも3つほど食べたり、はるさめスープを頼んだりもあるようですが、そんなに腹が減ってもいないので「ノー サンキュー」と言い終わらぬうちに別のテーブルへ飛んで行った。とにかく忙しそうに飛び回る。

バーワン

台湾人の大好物バーワンです。お椀の中でプリンプリンとしています。 さて食べてみるが・・・ 味があるわけでもなし・・・ 触感はぷりぷりしているが・・・ 。もう一杯食べるかと聞かれると「もう十分」。もう一度来るかと聞かれると「ウーン どうかな」という感じ

 一応完食し立ち上がると、また飛んできて「45ドル」と一言。バーワンの初体験でした。

ホテル横の夕方

 ホテル横の夕方の風景です。都会ですね。

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