2024.01.17 台湾旅行2日目 朝食の相席は北海道からのご夫婦

 朝7時半のホテルの朝食会場はほどほどの混みよう。人との会話も楽しかろうと相席のテーブルに席をとる。

中華に使われる大きな丸いテーブルの相席は我々と同年配の夫婦だが、地元の人にも見えるし日本人の様でもある。無難に「Good Morning」とあいさつしたが反応なし。「日本の方ですか」と聞くと「旭川からの旅行者で昨日台北に来た」との事。私も「千葉の外房からです」と簡単に自己紹介。旭川から台北までは一旦東京まで移動してさらに飛行機を乗り継ぐので大変だと思っていたが、旭川から台北の松山空港までの直行便があると話してくれた。札幌は無論のこと、冬の旭川も台湾の人に大人気だそうで、雪景色などない台湾の人に大人気なのは想像できる。直行便で台湾に来れるなら、外房から羽田までの移動を考えると旭川からの直行便が早いかもしれない。

 北海道の冬は長いので、冬を半分過ぎた1月に気分転換に台湾に来たそうだ。
「冬の北海道は昼が短いだけでなく、雪かきの重労働を毎日するので気が滅入る。房総に住居があるとは誠にうらやましい。」と。
「北海道は広々として自然が多くうらやましい」とこちらが返すも、北海道の冬の厳しさを知らぬ者の言葉には重みがない。

 台北には昨日到着し、今日一日台北でゆっくりと疲れをとったら明日から台中に5日、その後台南で1週間滞在して、たっぷりと日を浴びて帰国されると。

今日は台北の町をぶらぶら散歩

 カミさんの今日の予定は大安森林公園でバードウォッチング。
私は町中の古い市場とその周りの風景をぶらぶらと見て歩く予定。台湾の「 伝統市場 」は、なかなか個性的で、土地の風土や人々の暮らしぶりに触れるなら、市場探検がおすすめです。今日は水源市場と永安市場に行くことにした。

ATMで現金を下ろし、悠々カード(SUICAのようなもので台湾の鉄道、バスに通用する)に500ドルトップアップして準備完了。カミさんと私は別々の地下鉄で出発です。

移動17

 今日のスマートフォンのタイムラインは移動経路が正しくない。訪れた水源市場と永安市場とホテルの点を結んだだけ。はて、なぜなのだろうと考えてしまいました。今日は地下鉄で移動したので、地下鉄に乗っている間はGPSの信号がスマートフォンに届かない。これではスマートフォンにGPSデータが無いはず。データが無い時間を無視して信号データのあるところを直線で結んでいるのだと納得。しかし、地下鉄区間でGPS信号の有る時間があるのは不思議だ。帰国後調べたら、地下鉄は台北駅と忠正記念館の間で一部地上を走っている。地上を走る地下鉄にGPSデータが有っても当然で、スマートフォンにそれが記録されたところが面白い。

水源市場1

 水源市場のある公館駅の通りは片道3車線のメイン道路で車が走り抜けています。市場というからには昔の面影が街角に残っているのではと思い裏道に入った時の風景です。気温は20℃ほどで日差しのある所は暑く感じます。

水源市場2

 さらに進むと、少し狭い路地に出ました。道端には整然とオートバイが並んでいます。反対側はなぜかオートバイがないのは不思議です。その代わりに草花の鉢がズラリ。住民が草花を愛でるのは昔の日本の下町の風景に似ています。

 ここまで裏通りをあるいて感じたのは、ゴミ類がなく清掃が行き届いており、きれい好きで草花を愛でる人達が住んでいると感じました。

 台湾と中国本土はすぐ隣です。中国本土を良く知る親友に上の写真の印象を聞いたら次のような返事でした。

  • 二つの写真で驚いたのは、両方とも散髪屋があるとことです。料金は上の写真は280,下の写真は200です。上海で散髪しましたが、10分ぐらいでした。マッサージも選択できました。
  • 下の写真は、オートバイの多さにビックリです。中国では排気ガスを出すオートバイは無く、全て電気自転車です。上海ではオートバイは禁止と思います。5-6年前上海で駐輪場を調査した時は、電気のない自転車は20%でした。
  • 写真のビルは1Fが商店で、2F以上が住宅ですね。道路が狭いので、自動車は入れないですね。人が全く歩いていないのは何故ですか?

 いきなりの問い合わせだったが、快く返事してくれました。私が感じることとは違う見方、感じ方で、ひとにより見るところは違うものです。

 水源市場はビルの中にありました。2間四方ほどの店がずらりの並び、買い物客で賑わっていました。ブロックごとに野菜売り場、魚売り場、肉売り場や乾物売り場が1階、2階にありその上は衣服、電気材料店などが多数。賑わいに押されて写真を撮り忘れたのは失敗。

 次に行ったのは永安市場。じつは地下鉄の駅名に永安市場とあったので、きっと大きな市場であろうと地下鉄を乗り継ぎ、乗り換えて永安市場駅の外に出てみると、そこは繁華街でした。訝しくおもいながらしばらく市場を捜し歩いたが、繁華街がつづいているだけ。昔市場だったところが発展して繁華街に転換して名前だけが残ったのかな。

202.01.17 今日の夕食はホテル裏の餃子屋さん

 旅行に出ると昼食や夕食にその地の郷土料理を食べるのが楽しみの一つ。さて、今日は何が食べられるか、調査が私の昼からの仕事。早速ネットで調査。

 気になる店が見つかりました。

  • 台湾渡航歴3年14回。到着したら、まずはこのお店でエビ水餃子、酸辣湯を食べるのが儀式になりました。 酸辣湯は酸味が少なく日本人でも受ける味。エビ水餃子はプリプリのエビがまるごと包まれていて、日本ではお目にかかれない餃子。最強。
  • 空港からバスで台北駅に着いたら、毎回ここの海老餃子を頂きます。水餃子は海老と豚の2種類しかなく10個から注文出来ます。店内に入ったら右側にオーダー用紙があるので、用紙を持って空いているテーブルに座って注文用紙にオーダーするものにチェックして、内用に〇、テーブルにある番号を記入して窓口に持って行って前金でお金を払い、テーブルで待っていれば来ます。地元の人が多いですね。

 リピータのコメントです。他にローカルのリピーターから「毎回台北に出張の時、帰りの電車に乗る前にこの店で腹ごしらえするのが楽しみ」というコメントが現地で見たコメントにあったのに、見つかりません。日本に帰ってから検索すると日本のコメントばかり。Googleは良かれと思ってフィルターを掛けているのかしら。

この店はこれまたホテルのすぐ横の道を少し入ったところ。便利だし、美味そうだし、リピーターも多い。しかも安価。 今日の夕食はここに決まり。

17日夕食

 これは夕食の後に撮った店の写真(台北駅のすぐ近くなのに、ご覧のように暗くなると駅前と言えど路地はディープな台湾となります)。

 6時ごろ店に行くと店の中は満員。道端にも客が待っていました。外で待っている客にどうして注文できるのか英語で聞いても通じません。おろおろしかけたら、その御仁はやおらスマートフォンを取り出し、操作して見せてたのが翻訳アプリ。こちらもスマートフォンを取り出し、翻訳アプリに話しかけ、中国語に翻訳して見せます。

 ここは台北駅のすぐ傍だが、英語の通じないディープな台湾でした。何とか注文し、席に座ることが出来ました。この店のお勧めの「蝦水餃子(蝦仁水餃)」と「豚水餃子(豚肉水餃)」と「たけのこスープ(竹筍湯)」。

17日夕食2

 この店ではビール類はおろかメニューに書かれている餃子・麺とスープ以外のものは何もない。しかし餃子専門店だけあり、一口食べたら「なるほど、リピーターが多いはずだ」と納得の餃子です。特に蝦餃子が美味い。

 今日の餃子はまた食べたいと思う味だったが、ゆったりと食べる雰囲気ではなかった。しかもビールも飲めないのは残念。帰りにコンビニでビールを買いホテルの部屋で今日も乾杯。

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