2023.04.01 イポー12日目 老舗レストラン

朝食12a

 テーブルにはまたマーラーカオが乗っています。 朝食は気に入った若者たちの店「張強点心」で香りのいいジャスミン茶で飲茶です。 カミさんは湯の入った器で湯呑を温めてからお茶を注ぎます。

公園

 朝食の後、今日はカミさんと一緒に公園に向けて散歩です。 土曜日の朝は散歩の人も少なく静かです。 鳥見のカミさんと別れ先に進みます。

川べり

 キンタ川(Kinta River)の対岸から公園への入口歩道橋があり、その下を歩道が川下へ伸びています。

川べり2

 歩道を川下に進むとフードコートがありました。 閑散としているが日曜日は賑わう事でしょう。 歩道をさらに川下へと進みます。

ホテル

 歩道を20分ほど歩くと見えてきたのが滞在しているホテルです。 午前中の散歩でも暑く汗をかきます。 ホテルにあるセブンイレブンで買ったスプライトを一口。 散歩の後の一杯は「プハー」と声が出るほど美味い。

昼食12

 昼食はオレンジジュースとクエチャオでした。

 午後の休憩中に今夜の夕食を何処にしようかと検索中に滞在ホテルのすぐ横に食堂マークがついているのをGoogleマップで見つけました。

夕食12a

 古めかしい調度品の並ぶレストランの名前は 「Durbar at FMS」でパダンの前にありました。 マレー連邦であった1906年にヨーロッパ人鉱山技師や農園主が集うバー&レストランとして開業した"FMS Bar&Restaurant”が1926年にパダンに移り現在まで営業している老舗レストラン。 ちなみにFMSは植民地時代の国名であるマレー連邦(Federated Malay States)の略語で「The FMS」と言えばこのレストランを指し、マラヤで最も古いバー&レストランとして知られていると能書きにありました。

夕食12b

 ドアを開けて中にいると、給仕の女性が
「いらっしゃいませ。ご予約はありますか?」と慇懃に挨拶してくれる。 インターネットのレストラン紹介で「予約を勧める」とあったので断られてもやむを得ないと思いながら
「予約はしていないが」と返事をして待つ。 幸い席は空いていたようで、帳簿を見てから「こちらへ」と入れてくれた。

夕食12c

 食べたのはサラダとポークチョップ。 スーザンというこの店の名物給仕は注文の時、それから食事中にも店の歴史やなにやらよく話してくれ、楽しい食事だった。 壁にエリザベス元女王の若い頃の肖像画があったので、元女王がこの店に来られたのかと問うと「いや。飾ってあるだけ」と。

 イポーがイギリスの植民地であったマレー連邦の時代を感じるレストランである。

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