2023.03.22 イポー2日目 パダンは町の中心広場

 まだ暗い中、アザーンが聞こえてきました。 もう車やオートバイの音もしています。 イポーの町が起きだしたようです。

 朝食を食べに昨日と同じ食堂に行ってみましたが、定休日のようで閉まっています。 傍に幾つも食堂があるので開いている食堂に入りました。 どの食堂も同じような作りで間口が 6m ほどで奥行きは数十メートルと細長く入口の扉はなく、中に間仕切りなどもありません。 湿気が中にこもらないオープンな作りです。

 入口の両脇に屋台のような調理台があり、食材が並べられ、スープなどもあります。 一方の屋台ではご飯類を、もう一方の屋台は麺類を提供するようで、客は食材と調理法を言うと奥のテーブルに行きます。 私は調理法も何も知らないので、麺をさし、トッピングをコレなどと適当に指さしであとはスープでおしまい。 適当に選択しますがそこはプロの料理人、ちゃんとした地元料理に仕上がります。

朝食2

奥のテーブルで待っていると、出来た料理を現金と交換で渡してくれます。 一方奥には飲み物担当がいて新しい客がテーブルに着くと「飲み物は?」と声をかけてきますので注文します。こちらも飲み物と現金を交換です。 今日の朝食は20RM

パダン

 今日はホテルの周りの散策です。 ホテルの横にパダンと呼ばれる250m×180mほどの広場があります。

パダン

 マレーシアの古い街にはパダンと呼ばれる広場が町の中心にあります。 イポーのパダンの周囲には市庁舎、裁判所、警察署など公共施設があるほか、銀行の建物がひしめいており、昔から行政、商業の中心地だったようです。 パダンは社交や交流の場として重要な役割を果たしていたのでしょう。 いまでも伝統的な祭りや行事の多くがこのパダンでで行われているのでしょうが、今日はボールを蹴ったり、のんびりと木陰で休んだりとしていました。

コロニアル建築

 パダンのあるイポーはペラ州の州都として植民地時代から栄えていたので、今でも旧市街にはコロニアル調の建物が多く残っています。 パダンというとシンガポールのパダンを思い出します。 シンガポールのパダンは植民地時代に建設されたアンダーソン橋の傍にあり、その横に建っている旧郵便局(現在は改装されフラトンホテル)は天井が高く壮麗なコロニアル建築で有名でした。

 朝の散歩を終え昼食です。 観光客が多い食堂を除くと今日も満員。 その隣の食堂で食べました。

昼食2

 ワンタンスープ一人分と麺一人分を頼んだつもりだったがスープ椀が小さく麺の添え物の感じ。 ワンタンスープを一人前にしてもらうつもりでもう一度頼んだら、もう1セット出て来てしまった。 相手が中国語しか話さない料理人では怒るにも怒れず。 旅のハプニングの一つ。 30RM?

 夕食は歩いて15分の新市街地にあるレストランで。 旧市街地の食堂の多くはオープンエアーだがここは冷房がたっぷりと効いた大きなレストラン。 幸いテーブルが空いていたが予約したほうが確実。 

夕食2a

 三皿頼んだうちの一つがガルッパで時価と書かれていた。 75RM

夕食2b 夕食2c

 マレーの人たちは酒をたしなまない人が多いがここは中華料理レストラン。 この店には中国酒の他に瓶ビールがあるだろうと思ったが、瓶ビールはなく350mlの缶ビールしかないという。 缶ビールで中華料理を食べるのは様にならないがビールと一緒に出てきたピーナッツが実にうまかった。 3皿と缶ビール2個で総額 150RMとこの旅行では最も高額だった。

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