2023.03.21 イポー1日目 アザーンの聞こえる旧市街

 イポーの夜明けは午前7時。 まだ暗い6時にマレーシアの風物詩・アザーンがモスクのスピーカーから朗々と流れてきます。 アザーンを聞いてマレーシアに来たのだと実感した朝でした。

 旧市街は鉄道と川に挟まれた長さ750m幅300m程の広さの地域で、その北端の川沿いに建つホテルに宿泊ました。

イポー

部屋からは旧市街を一望出来ます。

旧市街地

 朝食を食べに旧市街地中心部へ出かけます。 ぶらぶらと町を見ながら5分も歩くとグルメ情報に掲載の「天津茶室 Thean Chun Restaurant」です。 まだ8時だがもう観光客で満席の状態で入るのをあきらめ、傍の食堂に向かいました。

食堂

 ここは地元の人がほとんど。 メニューなどないので、隣のテーブルの人に聞いて同じものを注文。

朝食1

 クエティオ(Char Kway Teow)とパイ(カレーパフと思っていたが食後のケーキだった)とコーヒーでした。2人分で30RMほど。

大木

 食後は川の堤防をぶらぶらと散歩して遠回りでホテルに戻った。 橋の袂に見事な大木があり、その背景にホテルが見える。

 休憩後町を探索(=ぶらぶらと散歩)に出かける。 先ずイポー駅へ。10分も歩くと駅である。

イポー駅1

 イギリス植民地時代に建築家 Arthur Benison Hubbackのデザインによるイギリス様式にイポーの伝統的な建築様式を取り入れ1914年に完成した美しい建物です。

イポー駅2

 東京駅もイギリス様式を取り入れて、1914年に完成しているので、どこかよく似てるのも道理です。

 駅から町の南端まで行き、そこから反対側の北端にあるホテルに帰る散歩でお昼になりました。 カミさんは川沿いにバードウォッチングをして昼にはホテルに帰っていました。

昼食21

 昼食は朝と同じ食堂でチキンライスと私はオレンジジュース(オレンジをその場でジュースにした100%フレッシュです。 ここのオレンジジュースは実にうまかった)と中国茶〆で 20RM 弱。

 午後は暑いので外出はせず涼しくなるまで部屋で昼寝。

 午後6時前。 日没は午後7時なのでまだ明るいが、暗くなる前に夕食場所を探すことにした。 旧市街の通りはまだ人通りがあるものの、イポーでは朝・昼の食堂と夜の食堂は役割分担がはっきりしている様で朝から開けていた食堂は全て閉まっている。 どうしたものかと歩いていると、前にはタイからのお客の坊さんと取り巻き集団がガイドブック片手にやはりうろうろ。 街並みを見ながら同じ方向に行くと、夕方から営業の食堂がありました。 広い道路にも幾つものテントを広げて手広く構えています。 お坊さん集団に続いて我々もここで食事をすることに。

 ここにもメニューはありません。 隣のテーブルに声をかけ「おすすめ」を聞くと、鳥の唐揚げとのこと。 それにもう1品タコの揚げものも勧められた。 後ろから「飲み物は?」と声がかかり、暑かったので「ビールを」と一言。

夕食21

 この店はスパイスのよく効いた「鶏のから揚げ」と「スノービール」なる飲み物が名物のようでほとんどの客がこれを注文していた。

夕食1b

 まもなく、グラス2つとタイガー・ビールを持ってきて、栓を抜きグラスに注ぐと見る見るうちにビールがシャーベット状になる。スノービールとは上手い名前を付けたものだ。 暑い土地ではアイデアもの。 よく冷えたシャーベット状のビールを一口飲むと、これがまた美味い。 鶏のから揚げも独特のスパイス味で一気に食べられる。 暑いときのこの2品は気に入った。 77RM

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