2022.12.20 車は乗るもの

 若い頃は車で遠出することもあったが、今では買い物に使うのがほとんどで、走行距離はわずか。 3年半の走行距離が13,000Km程しかない。 昨日友人に会うことになり久しぶりに遠出をしようと車に乗ったら様子がおかしい。 動かすと異音がして、左に傾いている。 見ると左前輪がパンク状態。 長年車に乗っているが、自分の車がパンクしたのは初めての経験。

 「タイヤは片減りを防ぐのにスペアータイヤも含めてローテーションするべし」と勉強した昔の知識は今は不要。 そもそも現在のスペアータイヤは緊急用の細く軽いタイヤなので、ローテーションの対象外である。 前後輪だけのローテーションを勧める記事もあまり見ないし、車の定期点検でも勧められない。 そんなこんなで、自分でタイヤ交換を経験した人は少ないだろう。 そういう自分も車を持ってからタイヤ交換をしたことがない。

タイヤ交換

 半世紀ぶりのタイヤ交換である。 昔の知識を思い出し、トランクからスペアータイヤを取り出すと、ホイールに【最大時速80Km】と目立つ黄色で書かれている。 この細いスペアータイヤは1万㎞程は走れるらしい。 ジャッキも軽く、小さくて使い勝手が悪いが、非常用なのでやむをえない。 後輪に車止めをしてジャッキアップ。 タイヤレンチでナットを回すが、固くて回らない。 気が動転していたのか、ボケているのか、ナットを締めるほうに回していた。 あらためてナットを緩めるほうにタイヤレンチを入れ替えて足で何回か踏み込むと、ようやくナットが緩んだ。

 やれやれ。 何とかタイヤを交換して、パンクしたタイヤをトランクに入れようと持ち上げると重いこと重いこと。 やっとの思いでトランクに収めたが、体力が無くなったのを実感。 たかがタイヤ一本の交換に小1時間かかった。

ヒビ割れが原因

 翌日販売店で点検してもらったら、パンクしたタイヤはヒビが出ており、1か所縦に裂けて空気が漏れていた。 「修理ではなく交換した方がよい。 もう片方も同じような状態である。」との見立てで前輪2本のタイヤを交換することになった。 後輪も早かれ遅かれ交換であろう。 そういえば、2回目の車検の時にはタイヤをすべて交換していたが、それは摩耗による交換であった。 ひび割れによる交換は初めてだが、タイヤは走っても走らなくても交換するもののようだ。 車は置物ではなく、乗るもの。 若い時はドライブを楽しんでいたが、この頃ほとんどしていない。 気分転換にもう少しドライブをしてみようか。 車も喜ぶであろう。

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