2022.12.18 友からの便り

 暮れの行事の一つが年賀状つくり。 今年もらった年賀状を整理していたらメールアドレスが目についた。 長年の友からの賀状だが、久しく便りをしていない。 簡単に近況をメールしたら、まもなく返信があった。

 友は退職後郷里の京都に帰っている。 郷里を愛しているのであろう、京都を訪れた人たちに町を紹介するボランティアを始め、もう10年になる。 今でも元気に案内をしているようだ。 最近は中学校の修学旅行が主体となり、一般客は少ないようだが、案内をしながらもネタの仕入れとそのまとめに相変わらず忙しくしているという。 うらやましい時間の過ごし方である。

 最近コーヒーの味と香りに病みつきになったそうである。 「自分でブレンドし、焙煎から始めるコーヒー好き」という話はありふれているが、友の昂じた病みつきは少し違う。 京都中のコーヒー屋さんを訪れて、出してくれるコーヒーを堪能しながらマスターの蘊蓄を聞くことだそうだ。

 プロの入れるコーヒーはさぞ美味かろうし、マスターの話にも味わいがあるであろう。 田舎では望むべくもない都会ならではの上品な趣味である。

 時を過ごす良いテーマが身の周りにはあるものである。

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