2022.11.15 思い出せない

 秋は気温の変化が大きく、朝起きると何度なのか気になる日々。 室温計を昔ながらの棒状室温計からデジタルに更新したのが数年前。 このデジタル室温計は温度だけでなく湿度も表示し、さらに屋外の温度・湿度も表示する優れモノ。 毎朝起きるとまずこの室温計を見るのが習慣だ。

 今朝いつものように室温計を見ると、室温と湿度の表示はあるが外気温・湿度が表示されていない。 室外センサーからデータが送られていないようだ。 このセンサーは当然ながら屋外にあり、バッテリーで動いている。 もう2年以上動いているのでバッテリー切れである。 顔を洗う前にバッテリーを交換しようと外に出てみると、センサーが「無い!」

 設置した場所は覚えており、家の外とはいえ小さな敷地で場所を間違えてはいない。 なぜ無いのかとあたりを探してみるがやはり無い。 家を一回り、二回りと探しても見つからない。 狐につままれた気分である。

 顔を洗い、朝食をとりながらも、室外センサーの事が頭から離れない。 朝食をとりながらカミさんに話しているとき、「そういえば・・・」とうっすらと思い出したことがある。

 設置したのは玄関の横。 室外センサーは「太陽が直接当たらない風通しの良い雨の降らない場所」が良かろうと選んだのが玄関横にある洗面所外の軒下である。 そこに紐でつるした。

 ある日、外出から帰宅したら玄関横の軒下でぶらぶらと揺れている物が目についた。 もちろんそれは屋外センサー。 玄関先から見える場所になにやら小さな物がぶらぶらと吊るされていては、お客に『スマートでなはい』と思われるだろうと感じた。 そのため、玄関や外部からは見えない場所に設置しなおしたのを思い出したまでは良かった。

 そのあとを思い出せない。 昼ご飯を食べながら設置しなおした場所を思い出そうとしても何も出てこない。 よほど上手に隠したのか、年を取り記憶がいい加減になったのか、おそらくその両方だろう。

 調べてみると、デジタル温度計を購入したのが2020年3月10日。 幸い同じ機種がまだ販売中。 価格は室内・室外温度計セットで2000円。 同じ機種を注文しました。

 「こんなところにあったのか!」と後々古びた室外センサーを見つけることもあるだろうが、それはそれでよし。

見つけました

 翌16日 もう一度探してみたら、最初に設置した場所のそばのフェンスの裏側で見つけました。 15日も探した場所だったが、真っ白であったセンサーケースが2年間風雪にさらされ、フェンスと同じ薄汚れた緑色になって見落としてしまった。 昆虫が敵に見つからないようにあたかも葉の一部であるかのように姿を変え色を変え葉に紛れ込む擬態があるが、センサーも一見しただけでは見落としてしまう擬態状態であった。

 さて、注文した新品センサーがまもなく届くが、これをどうしたら良いか? 当分予備として保管しておくことになるが、これがまた保管したことも忘れてしまう恐れがある。 笑い話にもならぬなー。

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