2022.08.26 カラスウリの白い花

カミさんが頼みがあると

 8月も下旬の夕食時。 ビールを飲み始めたところでカミさんが真面目な顔で「頼みがあるのだけど」と一言。 真面目な顔で切り出されると「何事が起こったか」とビールを飲む手も止まってしまった。 聞くと、『花の写真を撮りたくて夕方や早朝にカメラを持って出かけるが、花が咲いている時間ではないようでいい写真にならない。 今夜8時ごろ山際まで写真を撮りに行きたいので用心棒をしてほしい』との事。 何を撮っているのかと聞くとカラスウリの写真だという。

昼のカラスウリ

 房総の田舎は自然いっぱいなので当然動物もいっぱい出没する。 これまで、イノシシ、狸、ウサギ、ハクビシン、サルなどを目撃した。 最近は昼でもキョンがのさばっており、男でも棒の一つでも持たないと夜は歩く気にならない。

用心棒 兼 照明係

夜8時のカラスウリ

横には明日咲くつぼみ

 カラスウリの白い花は日が暮れると咲き始め、夜中の12時にはしぼんでしまうらしい。 いつもの夕食であればビールとワインで上機嫌になるのだが、用心棒の仕事があり今夜はビールを飲んでも酔えなかった。

 午後7時半。 懐中電灯を右手に、花壇で使う棒を左手に持ち、静まり返った夜の住宅街を歩く。 カラスウリは300m程離れた山際に咲いていた。 草を押し分け咲いている花を探し出すと、ピント合わせのために懐中電灯で照らす。

 久しぶりにカミさんとの夜の散歩でした。

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