2020.05.30　そろりと始動

一時中断していた里山散歩を再開

　緊急事態宣言が発令されている間、外出を控えていました。　まだまだ油断は禁物ですが、宣言が解除され私もそろりと外出自粛を緩和し、里山の散歩を再開しました。

　我が家の付近を５Kmほど散歩するコースです。　今日撮影した写真でコースを紹介。

　南房総の海抜50mにある我が家から少し歩くともうそこは里山。　農業用貯水池の坂を下り、孫が幼稚園の頃「トトロの森」と言っていた道を歩きます。

　小さな子供はとても大きな森と思うようですが、木々に覆われた小道は50mほど。

　空が明るくなり、右手は森。その横に農業用水が流れています。　左手は10年ほど前まで田んぼだったが、もう藪になり、山に戻りかけています。　この農業用水路は年中水が枯れることはなく、蛍の生息地です。　山際の用水路は200mほど続き、やがて水田地帯へと流れています。

　農家のある水田地帯の上流地域に先ほどの川が流れ出ています。　ここでは何度かカワセミを見ました。　こんな明るい人里にカワセミがいるんですね。　ここから川に沿っていくと水田地帯で、その散歩ルートは10Kmコース。　今日は左に折れる５Kmコースを歩きます。

　左に折れるとすぐ杉林に入りました。　この杉林の道は程よく木漏れ日があり、小さな峠道なので風も通り夏の暑い時もひんやりしており、気持ちよく散歩ができます。

　トンネルはもっとひんやりとします。　トンネルを過ぎると、だらだらとした下り坂。　やがて、視界は広がりました。

　今日は少し歩くと汗が出るほど良い天気です。　空はもう夏雲。　ここは乳牛の牧場・牧草地が広がっています。　そばには馬の牧場もあります。　高知競馬で走っていた「ハルウララ」が余生を過ごしている牧場です。　ハルウララは113戦0勝と生涯優勝の経験もなく引退し、余生を南房総の地で送っています。　なんだか無事定年を迎えて余生を送る自分に重なります。

　コースはちょうど折り返しの2.5Km。　目の前には田んぼが広がっています。　その向こうには川が流れ、背景に先ほどの牧場が見えます。　木陰がなく暑い。　この後は田んぼの景色が続きます。　私と同じ世代の農家が多く、現役でトラクターを運転しておられます。

　この坂を上るとやがて我が家のある地域です。　５Kmの里山散歩コースの紹介でした。