2020.05.01 アンテナ修理

2019年の台風で故障したアンテナ

 2019年10月、房総半島を襲った台風は風も雨も強く、台風被害などほとんどなかった千葉県に大きな被害をもたらしました。 66Kv送電鉄塔が2基倒壊したのもこの台風です。 我が家も瓦が飛びました。 アンテナは無事でしたが、アンテナ、ローテーター他のどこかのボルトが破断して地上に落下していました。

 下から見ただけではどこのボルトかわかりません。 アンテナも回転するし、交信もできるので当初は大した問題ではないのだろうとタカをくくっていましたが、しばらくすると、強風で時々音がします。 アンテナがフラフラしてきました。 ローテータが左に右に動いています。 ようやくローテータ周りのボルトの破断と想像できました。 点検するとローテーターの下のユニバーサルカプラーのボルトが破断していました。

破断の原因は欲張りすぎ

 アンテナは4mのパイプを使用し、2mの所に支点となるベアリングがあり、ベアリングからアンテナまで2mありました。 アンテナに掛かる風圧と同じ力がローテーター下のユニバーサルカプラーに掛っており、ボルトとストップピンの2本で支えています。 この2本だけでは役不足で破断していました。

 支点となるベアリングからアンテナまでを1mに、ベアリングからローテーターまでを3mにすると、ユニバーサルカプラーに掛かる力はこれまでの1/3になり、かなり安全です。 2019年の台風より強い台風でも耐えられるでしょう。 今までは1mでも高さを稼ぎ、電波が飛びやすくしようと欲張った報いでした。 ローテータを1m下げて補修することにします。

5月1日 快晴、やや風がある中修理です。


アンテナ修理

 修理は高所作業専門の知り合いの業者にお願い。 重機を使うことなく、ロープや固定具、チェーンブロックを使い、半日でローテータを下げた位置で組み立ててしまいました。 さすがに高所作業の専門家。 無駄な動きもなく、見ていても安心です。

 組み立てを終わり、アンテナを回転させたがモーターが動きません。 ケーブルの故障でしょうか? ローテータのコネクター付近に無理な力がかかってケーブルが断線したのだろうとコネクターを分解すると、コネクターへの配線のはんだ付けが1か所剥がれていました。 はんだを乗せなおし、もう一度テスト。

コネクターの修理を済ませると、アンテナの回転を確認し、修理完了。 アンテナの再調整は後日の予定

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