電子書籍の校正 その2


 原稿の校正その1に続き校正のお話。

校正は時間を置いて、繰り返す。

 原稿を読み直し、修正が終わったら、一旦校正の作業を中断し、頭から原稿をすべて追い出すことが重要です。 日を改めてやるなど、リフレッシュしてから再び校正の作業を始めましょう。 原稿を繰り返し読むだけでは、思い込みや読み飛ばしが起こり、修正箇所を発見できません。 頭をすっかり空っぽにしてからはじめると、今まで気が付かなかった修正箇所が見つかるものです。

やり方を変えて校正する。

 エディター画面を目で追っての校正を終わったら、声に出して読んでみるとか、紙に印刷して校正するなど、やり方を変える事で新たな修正点が見つかります。 私は紙に印刷しての校正を3回繰り返しました。

第3者に本を読んでもらう。

 ほとんどの校正を終わり、出来上がったところで第3者に読んでもらいます。 他人に読んでもらうと、「こういうことを言いたいのか?」とか「ここの意味がわからない」とか読者の立場での意見を聞くことができます。 意味のわかりにくい文章が掘り起こせ、より読みやすい表現にすることがでると共に、自分ではなかなか気づかない誤字や漢字の誤用も教えてもらうことができます。 私は第3者に本を読んでもらい、最後の校正が完了しました。

 ついに原稿が完成です!


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