電子書籍の文字
第1章で電子書籍を作る基本的なことを勉強しました。 私が今挑戦している電子書籍には最初写真も無かったし、KindleGenでコンパイル時に警報が出たりといった代物でした。
今では、コンパイルが正常に終わり、写真の挿入もできるようになり、MS-wordで作った原稿を電子書籍の原稿としてインプット中です。 この章では、トラブルの解消や注意したことなどをまとめます。
電子書籍の文字は「UTF-8」
インターネットやメールで時々文字化けという現象に出会います。 第2章の「とにかく始めてみよう」で aa.txt ファイルを作りました。 でんでんエディターで作りセーブしたテキストです。 このファイルをWindowsの「メモ帳」で開いてみてください。 正しく表示され読めると思いますが、このファイルは「UTF-8」という文字コードです。
一方、「メモ帳」で新しいファイルを作り保存した場合、そのファイルは「メモ帳」のデフォールトである「Shift-JIS」コードとなります。
どちらも、利用者は気にすることなく利用できるようになっていますが、コードが違うと文字化けの可能性があります。
文字化けが起こるのは、ソフト(たとえば「メモ帳」)がファイルを開こうとする時に、文字コードを正しく認識出来なかった場合に起こりえます。 テキストからEPUBに、そしてKindle書籍の形式のmobiに変換するときにも起こることがあります。
これを避けるにはKindle書籍に使われる文字コード(UTF-8)と同じコードでテキストを作れば、文字化けのリスクはなくなります。
電子書籍の原稿には「UTF-8」コードを使うようにしましょう。
でんでんエディター、Sigil共に「UTF-8」コードを使っていますので、Kindle向け書籍を作るのに向いています。