本を作るには本文の他に必要な情報がある


 本には本文の他に必要な情報があります。 電子書籍を作るとき、どの様な情報が必要かを整理してみました。

電子書籍を作る時に必要な情報


  • 本のタイトル
    「タイトルと表紙の出来次第で売れるかどうかが9割決まる」と言われるほど重要です。 本文と同じく力を入れて作りましょう。 Kindle書籍では必須の項目です
  • 著者名
    名無しの権兵衛は読者にとっても困ります。 Kindle書籍では必須の項目です EPUBファイルを作るとき、必ず著者名を入力して下さい。
  • 表紙
    読者が最初に目にするのは表紙です。 表紙はどんな内容の本であるかを絵や写真で示したり、内容を興味深く表現した表題で読者にアピールします。 またこの表紙が電子書籍ストアーでの本の注文にも使われるし、本を紹介する為のページにも使用されます。 「タイトルと表紙の出来次第で売れるかどうかが9割決まる」と言われるほど重要です。 本文と同じく力を入れて作りましょう。 Kindle書籍では必須の項目です
  • 扉ページ
    文庫本を見ると、表紙の次の見開きに扉ページがあります。 本のタイトル、著者名、出版所名・出版所マークなどが印刷されたページです。 Kindle書籍では必須ではありません。
  • 献辞や序文
    献辞は著者の周囲の人に対する謝意や敬意が書かれるページで、欧米の小説には大体付いています。 序文は日本の小説でも良く見られます。 Kindle書籍では必須ではありません。
  • HTML目次
    文庫本を見ると、扉ページの次は目次です。 電子書籍には論理目次が必須ですが、論理目次とは別に、本文の前に置くHTML目次があります。 Kindle書籍ではHTML目次を添付するのを推奨されていますので、EPUBファイルを作るとき、忘れずに追加してください。
  • 本文
    本文はEPUBファイルを作る前に、十分校正をして、誤字、脱字を直し、わかりやすい平易な文章に心がけましょう。
  • 索引
    紙の本では重要でしたが、電子図書では本文の中に埋め込まれたり、あるいは検索ソフトに依存したりとしています。 必須ではありません。
  • 奥付け
    奥付けは本文の後にあるページです。書籍名、著者名、発行者名(出版会社)、印刷所名、製本社名、ISBNコード、発行年月日、版数、定価、著作権表記などを記載したページです。 紙の本では必ずありましたが、必須ではありません。
  • ISBNコード
    書籍にはISBN(国際標準図書番号)をつけますが、電子書籍は今のところISBNを付けなくても良いことになっています。 Kindleストアにアップロードし、販売するとき、ASINコードが付けられますので、Kindleストアで販売する電子書籍にISBNは不要です。

 以上の構成の中で、「必須ではありません。」とした項目の中には電子図書をKindleストアで販売するとき、売価など登録する項目があります。 本の中には書かなくても差し支えないと理解してください。

まとめ

 本文の他に必要な情報が理解できました。 次のステップはこれらの項目を含んだ電子書籍を作ります。

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