表紙

 Kindleストアーを見ると、多数の本のタイトルと、表紙画像が並んでいます。 並んだ本の中から読者に興味をもってもらえるかが、最初の関門です。 本の売り上げに表紙の果たす役割は大変大きいですね。

 Kindleストアの電子書籍にはマーケティング用表紙画像と内部コンテンツ表紙画像の2種類があり、いずれも必須のアイテムです。 本をKindleストアに登録する時点で、売価や他の情報とともにマーケッティング用表紙画像をアップロードします。 一方電子書籍を作るとき、その本の一部として使うのが、内部コンテンツ表紙画像です。

「Kindle パブリッシング・ガイドライン」より
4.2 内部コンテンツ表紙画像は必須です
Kindle 本には、書籍のコンテンツで使用するように提供された内表紙画像もあります。表紙画像が小さすぎる場合、その本は Amazon の品質管理プログラムに承認されません。したがって、大きな高解像度の表紙画像を提供してください。

でんでんコンバーター 内部コンテンツ表紙画像を本に組み込む


  1. 表紙画像を作成し、そのファイル名を「cover.jpg」「cover.png」「cover.gif」のいずれかで保存してください。
  2. でんでんコンバーターのホームページ左側にある
    アップロードしてね{ファイル選択}をクリックし、表紙画面を保存したフォルダーから本文ファイルと共に、表紙画面ファイルを選択します。
  3. でんでんコンバーターのホームページ左側にある
    お好みでどうぞ{その他}表紙ページをスキップするのマークを外してください。
  4. その他の本に必要なファイル(本文、挿入写真等)の選択が終わったら、{変換}ボタンをクリックし、EPUBに変換します。

 ファイル名が「cover.jpg」「cover.png」「cover.gif」のいずれかの画像は、でんでんコンバーターで変換すると、内部コンテンツ表紙画面としてEPUBファイルの先頭に置かれます。 うまくできていますね。

Sigil 内部コンテンツ表紙画像を本に組み込む


  1. 表紙画像を作成し、そのファイル名を「cover.jpg」「cover.png」「cover.gif」のいずれかで保存してください。
  2. Sigilを起動してください。
  3. ツールバーの{ファイル(F)}⇒{追加(D)}⇒{既存のファイル}とプルダウンします。
  4. 表紙画面を保存したフォルダーから表紙画面ファイルを選択し、インポートします。
  5. ツールバーの{ツール}⇒{表紙を追加}とプルダウンします。
  6. 表紙画面となる画像が選択されていますので、よければ{OK}ボタンを押しcover.xhtmlを作成します。

 内部コンテンツ表紙のxhtmlが作成され、本のトップに置かれたのが確認できます。 Sigilではcover以外の画像でも正常に電子書籍を制作できますが、KindleGenでmobi形式ファイルに変換するときにエラーとなる可能性があります。 表紙画面はファイル名をcoverとしておくのがよいでしょう。

まとめ

 でんでんコンバーターまたはSigilを使い、内部表紙画面を作ることが出来ました。

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