準備するもの パソコンとソフト


インターネットにつながるパソコン

 電子書籍を作成するにも、Webで販売するにも、インターネットにつながった端末が必要ですね。 AmazonのKindleストアで販売するので、利用するソフトの種類の豊富さから、Windowsパソコンが便利でしょう。

必要なスペック

  • OS Windows 7以降 (新しく用意するのであれば Windows 10)
  • メモリー 4GB
  • LANまたは無線LNAでインターネットに接続できる

ソフト

 電子書籍を作るためには、いくつかの工程がありそれに対応したソフトがあります。

 本の原稿を作る=ソフトは普段使いのワープロソフトでOK

 原稿の作成は紙の本と同じ工程です。 原稿作成には、文章を作る作業とページレイアウトを考える工程がありますが、小説のようなフリーフロー型電子書籍ではページの概念がありません。

 従って、原稿作成とは、文章作成だけになります。 編集、校正まで、どのようなワープロソフトでもテキストエディタでも作成出来ます。 普段使い慣れたソフトを使いましょう。

 表紙画像や挿絵の加工= Adobe Photoshop Elements がお勧め

 AmazonのKindleストアで販売する電子書籍にはマーケティング用表紙と内部コンテンツ表紙の2種類を準備しなければなりません。 マーケティング用表紙はKindleストアのWebサイトに掲載される画像ですから、本の販売を左右する大事なものです。 これを手抜きすると、本の内容がいかに面白くても売り上げにつながりません。

 基本的な画像処理機能が充実した Adobe Photoshop がお勧めですが、制作するのが小説の電子書籍であり、写真集ではありませんので Elements で十分です。

 挿入挿絵、写真なども加工して準備します。

 (注意) 無料の写真加工ソフトにはPhotoPadのように家庭での利用に限り無料で使えるソフトもあります。 しかし、電子書籍は販売目的であり、家庭利用ではありません。 この場合、有料となるソフトもありますので、注意してください。

 電子書籍(EPUB形式)への変換 = でんでんコンバーター又は Sigleソフト

 素材(原稿、挿入写真、表紙など)の準備が出来たら、すべての素材を電子書籍として1つのファイルに変換、すなわちEPUB形式の電子書籍を作ります。

 EPUB形式は世界標準の電子書籍ファイルフォーマットです。 このフォーマットの電子書籍は、Amazon以外の電子書籍ストアでの販売も容易です。 でんでんコンバーター、Sigilのいずれも原稿(txtファイル)、写真(jpgファイル)を使い、EPUB3形式のファイルを作ることができます。

 でんでんコンバーターは、無料で利用できるEPUB3作成オンラインソフトです。

 Sigilは無料でダウンロード、利用のできるEPUB形式の電子書籍を作る世界で最も使われているソフトです。 「SigilはEPUB2にしか対応していない」とインターネットで紹介している記事も見受けられますが、2016年にはすでにEPUB3に対応しています。

 EPUB形式からmobi形式への変換 = KindleGenソフト

 世界標準形式(EPUB)の電子書籍をKindleストアで販売する形式(mobi)に変換します。 この変換はAmazonのサイトからダウンロードするKindleGenソフトを使います。

 このほかにも利用するブラウザーやエディターソフトが登場しますが、いずれも無料で提供されるもので、それぞれ詳細説明の時に紹介します。

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